Record China 2010年8月24日(火) 12時44分
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23日、揚子晩報は、今年7月以来、南京や江蘇省でザリガニを食べた後、腰痛や背中の痛み、力が抜けて立っていられないなどの症状を訴える人が増えていると報じた。写真はザリガニ料理。
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2010年8月23日、揚子晩報は、今年7月以来、南京や江蘇省でザリガニを食べた後、腰痛や背中の痛み、力が抜けて立っていられないなどの症状を訴える人が増えていると報じた。
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20日夜、宮さんとその母親は、父親がおみやげに買ってきたザリガニを食べた。翌朝、目覚めると全身に痛みが走り、呼吸もままならない。母親も同じ症状だったという。ただちに病院に運ばれたが、検査の結果、尿に含まれているミオグロビンが4000μg/lという異常な数値を示していた。医師は「通常、尿のミオグロビン濃度は50μg/lを超えることはない。この数値は2人の体内で筋肉が融解していたことを示すものだ」と驚きをあらわにした。
通常、筋融解は圧迫、外傷、激しい運動に伴う筋肉の損傷によって引き起こされるが、ウイルスや一部の薬品、ドラッグが原因となることもある。そうした前提で疑われているのが、「ザリガニ洗い粉」だ。洗い粉は近年、市場で広く流通。水に溶かして数分間、ザリガニを漬けると、皮はぴかぴかに、腹は真っ白に変わる。販売業者は「食品添加物だから不安はない」と悪びれた様子もなく売っている。しかし、実際には典型的な「三無製品」(製造日、品質合格証、生産メーカーの表示の3点がない違法商品)だという。
24日付武漢晨報の記事「ザリガニ洗い粉とはなにか」によると、上海市食品薬品監督管理局は、現在流通している洗い粉は、レモン酸とピロ亜硫酸ナトリウムの2種類が存在すると発表している。ピロ亜硫酸ナトリウムは漂白剤として用いられるが、腎臓病を引き起こし、発がん性を有しているという。事情に詳しい関係者は、50kgのザリガニを洗うのに洗い粉150gが必要だが、入れすぎるとザリガニが死んでしまうと話している。また取り扱いには注意が必要で、素手で触ると耐え難いかゆみが生じるという。(翻訳・編集/KT)
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