<上海万博>露大統領が「無知」な案内役の変更を指示、「中国人客に失礼」―ロシア紙

Record China    2010年8月19日(木) 21時8分

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18日、ロシアのメドベージェフ大統領が、上海万博ロシア館の館内デザインが「中国人客に失礼だ」として作り直しを命じた。写真はロシア館。

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2010年8月18日、ロシア紙コメルサントによると、ロシアのメドベージェフ大統領が、上海万博ロシア館の館内デザインが「中国人客に失礼だ」として作り直しを命じた。環球時報が伝えた。

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同館はロシアが誇る童話作家ノーソフのお話しに出てくる主人公「ネズナイカ」が案内役を務め、夢のある空間を醸しだしていた。ところが、これに対し、メドベージェフ大統領が「現代感が足りない。もっと中国企業が注目するようなハイテク技術を駆使すべき」とダメ出し。大統領が9月に訪中するまでに、館内デザインを変更するよう命じた。

大統領が問題視しているのは、案内役の「ネズナイカ」。童話の主人公の名前だが、この「ネズナイカ」はロシア語で「無知」という意味で、「無知な男の子」が館内を案内するのは中国人客に失礼で、不快感を与えるというものだ。関係者によると、ロシア館の設計は3年前に行われたもので、当初から「ネズナイカ」の起用に反対する声も出ていた。

記事によると、大統領はロシアの最先端技術を披露して中国企業の目を引き、より多くの提携契約を勝ち取ることが狙い。ロシアのハイテク製品を中国市場に売り込む絶好の機会に「無知」を前面に出すなどとんでもない、ということなのかも知れない。(翻訳・編集/NN)

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