日本から購入した文化財を韓国の博物館に寄贈した米国人企業家、韓国ネットで称賛の嵐

Record China    2018年1月12日(金) 11時40分

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10日、バラエティー番組に出演するなど韓国で有名な米国出身の企業家マーク・テット氏が、かつて日本に運び込まれた文化財を購入して韓国の博物館に寄贈し、話題を呼んでいる。写真は世界地図。

2018年1月10日、バラエティー番組に出演するなど韓国で有名な米国出身の企業家マーク・テット氏が、かつて日本に運び込まれた文化財を購入して韓国の博物館に寄贈し、話題を呼んでいる。韓国・WIKITREEが報じた。

テット氏が所属する「YFM(Young Friends of the Museum)」という40代企業家らを中心とする団体は9日、ソウルの国立中央博物館に高麗時代の仏龕(ぶつがん:仏像などを安置する厨子)と観音菩薩像を寄贈した。これらはYFMが日本の古美術商から買い取ったもので、高麗建国1100周年を迎えてついに韓国に戻ってきたとされる。当時の仏龕は仏教美術と金属工芸の変化の様相を知ることのできる貴重な資料として評価されているという。

記事はテット氏がかつて韓国の文化財を私費で購入して韓国に寄贈したことも伝えている。テット氏は昨年7月、韓国在住の外国人らが多く出演するJTBCの人気バラエティー番組「非首脳会談」で「米国にあった三国時代の瓦当(がとう)20個を私費を投じて購入し韓国に持ってきた。国立中央博物館に無償で寄贈しようと思う。元々韓国のものなのだから」と話していたというのだ。

これを受け、韓国のネットユーザーからは「素敵」「感動」「ありがとう」「尊敬する」「稼いだお金をかっこよく使ってる」などテット氏への称賛が相次ぎ、「韓国人よりも韓国を大事にしてくれているようで、逆に自分が恥ずかしくなる」「韓国人として恥ずかしい。韓国はまだ日本統治時代から脱出できていない」など反省の声も上がっている。

韓国の政治家に対しては「親日派も見習ってほしい」「また売られるとかないよね(笑)?韓国の政治家には親日派が多いから」など厳しいコメントが寄せられた。

一方で「これからは他国の力を借りずに頑張ろう。権力争いばかりしていないで『韓国もできる!』という姿を見せないと!韓国ファイト!」と韓国の現状に警鐘を鳴らすユーザーも見られた。(翻訳・編集/松村)

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