2010年8月12日、一部国内メディアはこのほど、吉利集団が先日買収したボルボカーズについて、ミドルセダンの新型「S60」を吉利成都でOEM生産(相手先ブランド製造)すると伝えた。

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新型「S60」は2010年上半期に欧米で発表されたばかりだが、いち早く中国市場に投入するため、新たな生産ラインを用意するのではなくOEM生産を選択したという。生産拠点には、四川省成都市の龍泉経済開発区にある吉利成都の完成車組立工場が候補に挙がっているが、現在この工場では吉利汽車のSUV「全球鷹GX7」を生産している。

吉利集団は現在、吉利ボルボの本拠地として上海市に本部社屋及び生産工場を建設中だ。完成は2年後の予定だが、2013年に長安フォードとボルボの生産契約が終了次第、ボルボの全車種を中国で生産する計画だという。（翻訳・編集/東亜通信）