2010年8月11日、BBC放送中国語サイトは、記事「舟曲県土石流災害区、新たな暴雨の脅威に直面」を掲載した。

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8日未明、甘粛省甘南チベット族自治州舟曲県で発生した土石流災害は3つの村をまるまる飲み込んだ。死者はすでに1117人に達し、不明者数もなお600人以上を数える。BBCの電話取材に答えた救援物資配給担当のスタッフは、すでに被災民への配給が始まったと発言した。また、現地には伝染病予防対策の専門家が到着。現時点では伝染病の発生や食中毒は伝えられていないという。

最新の予報によると、11日夜から舟曲県には豪雨が降ると予想されている。13日の降水量は90ミリに達する可能性もあり、新たな土石流発生が懸念されている。ロイターの記者は、警察に現地は危険であり長く滞在しないように忠告されたという。

現在、舟曲県に滞在し救援の指揮をとる温家宝（ウェン・ジアバオ）首相は、天候が悪化する前に救援作業を進めるよう檄を飛ばした。困難であることは間違いないが、時間との勝負になる。（翻訳・編集/KT）