2010年8月9日、このほど発表された統計によれば、2010年上半期の中国の自動車販売台数は前年同期比46％増の529万台で、このうち高級車が同92％増の31万台と好調な伸びを見せた。中国の各メディアが伝えた。

一汽大衆のアウディ販売事業部によれば、同期間中の販売台数は前年同期比64％増の10．86万台だった。同社は2015年の年間販売目標を20万台としていたが、5年前倒しで今年末にも達成できるという。このほかBMWは同98％増の7万1146台、ベンツも同122％増の58．6万台と海外ブランドの高級車は軒並み好調な伸びを見せた。

一方、高級車の販売増加に伴いオーナーからは輸入車の修理代金が高すぎるといった苦情や相次ぐリコールへの不安の声が増えている。また一般消費者からは「排気量の大きい高級車は政府の省エネ政策に反する」といった意見や、有名ブランドの高級車は虚栄心を満たすためのものといった批判が出ており、高級車市場の健全な発展が懸念されている。（翻訳・編集/東亜通信）