<レコチャ広場>中国の新幹線、技術面では世界トップ級だが、乗客マナーはどうよ?

Record China    2010年8月6日(金) 9時58分

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2日、新浪ブログのあるエントリーは、急ピッチで高速鉄道網の整備を進める中国の評価が高まる中、「乗客」のマナーという面ではまだまだ遅れていると指摘した。写真は昨年9月、開通初日の重慶・成都間高速鉄道。

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2010年8月2日、急ピッチで高速鉄道網の整備を進める中国。時速350キロの世界最高速路線を開通させるなど、ハード面では世界のトップレベルに躍り出た。海外輸出も積極的に進めるなど、評価が高まる中、新浪ブログのあるエントリーは「乗客」のマナーという面でまだまだ遅れていると指摘、注目を集めている。以下はその抄訳。

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最近、何度か中国版新幹線に乗る機会があった。速度の面では世界をリードしているが、しかし乗客のマナーを見ると先進国との差は大きい。今晩、山東省済南市発北京行きの列車に乗ったが、まるで市場のようなうるささ。大声でしゃべり電話する子どもが後ろにいたかと思えば、通路をうろうろしながら電話する大男もいた。ようやくうとうとした頃に変な音楽が流れてきて目を覚ました。見ると一人の中年男性がノートパソコンでアニメ「トムとジェリー」を見ているではないか。イヤホンにして欲しいと頼もうと思ったが、数人の子どもが一緒に見ているのを見てあきらめた。

今回もひどいものだったが、最悪ではない。前回乗った時は若い夫婦と乗り合わせたが、これが災難だった。3時間もの間、女性は夫を大声で罵倒し続けたのだ。最初はおかしい人ではないかと思ったが、話を聞くと夫の不倫が発覚したことが原因だったようだ。あまりの騒ぎに乗務員もやってきたが、どうにもなだめることはできなかった。これほど怒っているぐらいならば、もう離婚してしまえばいいのに。

さて、私は日本の新幹線やドイツのICEに乗ったことがあるが、乗客のマナーの良さは印象に残っている。とりわけ日本がそうだ。乗り降りの際にも急ぎながらも押し合いへしあいすることはない。走行中も通路をうろうろしたり、大声で話す人もおらず、静かなものだった。

改革開放初期、トウ小平は、物質文明と精神文明をともに発展させなければならないと演説した。まさに先見の明と言える。中国が物質的に貧しかった頃、私たちは精神文明が貧困であることに気づかなかった。現在、中国は物質的には先進国に近づき、あるいは追い抜いたかもしれないが、精神文明の面でははるかに遅れている。(翻訳・編集/KT)

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