Record China 2006年12月14日(木) 9時52分
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海賊版撲滅と著作権ビジネスの発展のため、民間企業が集まって「中国企業版権連盟」を組織した。今後、不正行為に対して強い態度で臨んでいく姿勢を示した。国家版権局の閻暁宏副局長。
2006年12月11日、中国の著作権ビジネスの保護と発展を目的とし、「中国企業版権連盟」が発足した。北京市にある人民大講堂で開かれた式典では、国家版権局の閻暁宏(イエンシャオホン)副局長も出席し、著作権侵害行為の撲滅を誓った。
中国は、世界でも名高い「コピー大国」だ。街には音楽CDや映画のDVD、ゲームなどの海賊版が溢れており、政府はその対策に常に頭を悩ませている。今回発足した「中国企業版権連盟」は、出版物をはじめ、ネットゲーム、アニメ、ソフトウェア、映画やドラマなどの映像作品、音楽作品といった、中国国内の著作権ビジネスに関わる企業が参加した民間の組織。権利侵害行為を糾弾し海賊版を撲滅させ、著作権所有者の利益の保護を主な役割とし、中国の版権産業の発展を推進すること目的としている。
閻副局長は、挨拶のなかで「中国企業版権連盟が政府機関と民間企業の間に新しい情報ルートを開き、政府指導の下、さらに多くの企業が連盟の活動に参加し、厳しい姿勢で著作権侵害行為を阻止することを期待する」との希望を述べた。また、連盟は公約として、規制委員会を設立し、著作権を侵害した企業をリストに記載し一般に公開していく方針も掲げた。
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