中国のようにインドも感情を排し粛々と自己の利益を追求せよ―インド紙

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21日、インド紙は、いかにしてアジアと世界の大国として台頭した中国を手なずけるかが、向こう10年におけるインドの外交と安全保障政策の鍵をにぎっていると論じた。写真はインド。

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2010年7月21日、インドのビジネス・スタンダード紙は、いかにしてアジアと世界の大国として台頭した中国を手なずけるかが、向こう10年におけるインドの外交と安全保障政策の鍵をにぎっていると論じた。26日付で環球時報が伝えた。

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世界の関心は中国の台頭により大きく向けられているものの、インド自体も経済と軍事において日増しに実力をつけている国家だ。アジアは中印両国にとって影響力を行使する主要なステージであるため、両国の関係は複雑化せざるを得ない。インドが対中国戦略を定めるにあたって、競争こそが両国関係の立脚点であることを認めなければならない、と同記事は指摘した。

記事によれば、中国は大国としての地位を取り戻していなかったかつての時代においてさえ、中国の地位を脅かすいかなる政治大国・経済大国をも排除するという明確な基本姿勢はすでに存在していた。今後もそれは続くだろうし、それこそ中国のインドに対する一貫した態度だと同記事は指摘した。

しかし今、中国はより積極的なインドとの関係のあり方を探っているという。インドを他国とともに対中国の軍事同盟を形作る方向に追い詰めてはならないとの考えもある。中国が同時に中パ関係を利用しつつ、インドの影響力を南アジアだけに封じ込める戦略をとっていることも明白だ。記事は、インドが中国から学ばなければならないのは、感情を排して国益を追求するそのあり方だと指摘しつつ、インドは国益のために米国ロシアをアジアに取り込むべきだと主張した。(翻訳・編集/津野尾)



   

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