外資が中国の巨大なダイエット市場を狙う=人口の4人に1人が肥満―英紙

Record China    2010年7月27日(火) 17時48分

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20日、人口の4分の1が肥満か肥満に近い中国は外資のダイエット関連企業にとって非常に大きな市場となると英紙が指摘した。写真はスポーツジムでダイエットする中国の子供。

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2010年7月20日、英フィナンシャル・タイムズは、人口の4分の1が肥満の中国は外資のダイエット関連企業にとって非常に大きな市場となると指摘した。23日付で新華社通信(電子版)が伝えた。

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英市場調査会社のユーロモニター・インターナショナルのデータによると、08年の中国におけるダイエット関連商品の売上高は前年比10%増の60億元(約770億円)に達した。同社は、向こう5年間、ダイエット関連商品の市場は平均6%ずつ増えていくとにらんでいる。外資のダイエット業者にとっては、人口が13億人、しかも4人に1人が肥満か肥満症候群の中国市場は確実に儲かるマーケットだ。中国の成人の肥満化は、メキシコに次いで世界第2の速さで進行しているという。

わずか数十年の間に飢餓から肥満を経験してきた中国人。記事は、彼らがダイエットに取り組み始めたことで、減肥茶から緑豆まで各種ダイエット食品の売り上げが急上昇、スポーツジムも急増し、鍼やカッピング(吸い玉)療法などで減量しようと漢方医院へ足を運ぶ人々も増えてきたと指摘した。

ダイエット最大手・米ウェイトウォッチャーズによると、中国市場での経営において最大の障害となるのは、複雑な中国料理の栄養価データベースを作ること。同社は、中国人のダイエットを困難にしているのは、食べきれないほどの料理を出すことで相手への尊重を表現するという中国独特のテーブルマナーを挙げている。さらに、多くの中国人は両親と同居しており、食べ物に苦労した時代を生き抜いてきた母親や祖母が料理を作ることが多く、「脂肪や肉を減らしてほしい」と注文をつけることも難しいという。(翻訳・編集/中原)

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