内需主導なんかありえない=中国は経済的にも軍事的にも世界に進出せよ―中国人思想家

Record China    2010年7月27日(火) 7時25分

拡大

20日、中国の著名な思想家・何新氏はこのほど、コラム「内需に頼った発展は不可能。中国は拡張しなければならない」を発表、注目を集めている。写真は鄭州市の家電店。「以旧換新」(買い換え補助金)のポスターが並ぶ。

(1 / 4 枚)

2010年7月20日、中国の著名な思想家・何新(ホー・シン)氏はこのほど、コラム「内需に頼った発展は不可能。中国は拡張しなければならない」を発表、注目を集めている。以下はその抄訳。

その他の写真

近年、中国では「内需主導論」が盛んになっている。しかしそれは資本主義の発展の歴史を知らない無知がなすものだ。資本主義下では生産能力の拡大は市場の成長を常に上回る。ゆえに生産過剰、労働力余剰が生じるのだ。進む道は2つしかない。金融資本、先進産業の国として輸出外向型となるが、先進工業国の市場となり資源を売って糧とする国となるか。前者が先進国であり、後者が第三世界だ。

海外の研究者が言う「内需主導」とは、つまるところ「輸出を制限し、外貨準備を消耗し尽くして、先進国から物を買え」「インフレが起きようとかまうことなく人民元を無限に刷り続け、不動産分野に経済を先導させよ。内需を拡大し、国内の資源を使い果たしてしまえ」という主張の言い換えに過ぎない。

将来の中国の隆盛のためには、外交、経済、政治、そして軍事とあらゆる手段を講じて、海外進出を続けなければならない。地球全体に、いや宇宙にまでも新たな資源の供給地を見つけ、グローバルな市場を築く空間を探さなければならないのだ。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携