<中華経済>EVへのテコ入れは最善か、一汽集団副技師長が冷静意見

Record China    2010年7月23日(金) 7時0分

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20日、一汽集団の李駿・副総工程師兼技術センター主任はこのほど、中国政府が電気自動車を中心としたエコカーの普及を奨励していることに絡み、必ずしも中国自動車産業の発展につながらないとの考えを示した。

2010年7月20日、一汽集団の李駿・副総工程師兼技術センター主任はこのほど、中国政府が電気自動車を中心としたエコカーの普及を奨励していることに絡み、必ずしも中国自動車産業の発展につながらないとの考えを示した。主任は「新エネルギー車によって、中国の自動車業界が飛躍的に成長することはない。関連の技術で、外国勢と中国勢が同じスタートラインに立っている訳ではない」と述べた。中国のメディアが伝えた。

中国財政部などは先ごろ、エコカー購入者に対する補助政策を発表。プラグインタイプのハイブリッド乗用車は1台あたり最高5万元(65万円)、純電気自動車は6万元(78万円)の支給を決めた。中国政府が、プラグインタイプのハイブリッド車とEVの普及の方向で、自動車業界を指導する姿勢を鮮明にした。

これについて李副総工程師は「政府がエコカーの普及奨励策を出したこと自体は良いし、政策に方向性があることは当然のことだ。しかし、自動車メーカーは多様な発展の道を維持するべきで、いろいろな技術的な選択肢を捨ててはいけない」と指摘。ハイブリッド車を例に挙げ「省エネ率を40%とすれば、小型車を電気自動車に代えるのと同じ省エネ効果がある」と述べた。(翻訳・編集/東亜通信)

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