中国富裕層への投資移民勧誘が急増!公安部は「リスキーな話多い」と警告―中国紙

Record China    2010年7月22日(木) 23時35分

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20日、中国公安部は、世界的な金融危機をきっかけに勢いを増す富裕層の投資移住ブームに対し、「リスクが大きい」と注意を呼び掛けている。写真は4月、上海で開かれた不動産の展示即売会。

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2010年7月20日、中国公安部は、世界的な金融危機をきっかけに勢いを増す富裕層の投資移住ブームに対し、「リスクが大きい」と注意を呼び掛けている。羊城晩報が伝えた。

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中国では昨年末以降、海外の投資永住プログラムなどを利用して海外移住する人が急増している。人気の移住先は米国、カナダ、オーストラリア。うち最も多いのが、条件が緩いオーストラリアで、現地統計局によると、09年7月から今年1月までの中国本土からの移民の数は7800人に上った。

広東省広州市内の5つ星ホテルではこの数か月、移民仲介業者の説明会が頻繁に開かれている。羽振りの良い珠江デルタの新興富裕層は引っ張りだこ。中国人に対する各国の期待も際立っており、カナダは09年の投資移民の受け入れ人数を2055人としているが、うち中国人の定員を1000人に設定。米国も不動産投資を歓迎している。

だが、「グリーンカードと引き換え」などの甘い言葉には要注意だという。多くの国で不動産の購入と永住権の取得は全くの別問題だ。特に米国では移民というより投資させることに重点を置いた怪しげな金融商品も出回っているという。英語の分からない人はおろか金融のプロにも難解な仕組みになっており、莫大な損失を出す恐れもある。中国公安部は、こうした投資移民はリスクが高いとして注意を呼び掛けている。(翻訳・編集/NN)

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