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<上海万博>「パジャマで外出」激減!市民の自覚向上で上海のソフトパワーが向上―中国紙

Record China    2010年7月15日(木) 13時38分

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13日付の西安晩報は、上海万博の開催によって、パジャマ姿のまま外出するなど市民の非常識的な行動が目に見えて減り、上海市の「ソフトパワー」が向上していると伝えた。写真はパジャマ外出を取り締まる「身だしなみ指導隊」。

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2010年7月13日、西安晩報は、上海万博の開催によって、パジャマ姿のまま外出するなど市民の非常識的な行動が目に見えて減り、上海市の「ソフトパワー」が向上していると伝えた。

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記事によると、万博開催決定前は、上海の街角ではパジャマ姿での外出、バス停での割り込みなど、マナーやエチケット違反が頻繁に見られた。こうした状況に対し、上海政府は万博開催4年前の06年から、「100万家庭、マナーを学ぼう」キャンペーンに取り組み、各家庭で率先してマナー・エチケットを学び、常識的な行動を心がけようと呼びかけてきた。同政府は各地区のコミュニティーサークル、学校、インターネットなどを利用し、家庭・社会・公共のマナーやエチケットなどの訓練・啓蒙に努めてきた。

また、上海文明弁公室は、「礼儀正しい言葉」「秩序ある譲り合い」などマナーに関する基本的な部分から、「パジャマでは外出しない」などの細部に至るまでを記した「万博を迎える上海市民の読本」を作成し、市民に配布するとともに、各地区で様々なキャンペーンを展開してきた。

その結果、活動に参加した多くの市民に目に見える変化が現れた。マナーある行動を心がけるようになっただけでなく、近隣同士の挨拶や気づかいの習慣が定着し、人に対して寛容になるなど、心理的にも余裕が生まれ始めた。

さらに、上海市民2000万人の約10分の1が万博に関連する何らかのボランティアに参加した影響で、街角の清掃担当者やタクシー運転手などにも万博開催地としての自覚が芽生え、上海市のソフトパワー向上に一役買っているという。(翻訳・編集/HA)

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