Record China 2010年7月13日(火) 13時32分
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8日、中国自動車技術研究センターの趙航主任は、世界屈指の危険地帯と言われる中国の道路事情について「現実と向き合って問題を解決していかなければならない」と語った。写真は渋滞がひどい北京の道路。
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2010年7月8日、中国自動車技術研究センターの趙航(ジャオ・ハン)主任は、世界屈指の危険地帯と言われる中国の道路事情について「現実と向き合って問題を解決していかなければならない」と語った。網易汽車が伝えた。
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記事によれば、中国の交通事故による死者は1987年から何度も世界最多を記録しているが、自家用車の急増で今後も死者数の増加は避けられない見通し。趙主任も「交通事故に対する調査・分析の手法が遅れており、政策も完全ではない」とした上で、「現実を直視し、問題を解決していかなければならない」と重視する姿勢を見せた。
趙主任は現在の中国道路事情を最も脅かしているものは、「管理と設備」だと指摘。「人」「車」「道路」の3要素のうち、「人」の教育にはある程度の時間が必要だが、「車」と「道路」は効果が表れやすいため、この部分から改善していくべきだとした。特に「車」の健全で長期的な発展には、安全性の確保が必須だと強調。「車が『走る殺人兵器』となれば、買う人はいなくなる」と訴えた。
中国では独自の衝突安全試験「C−NCAP」の新しい基準(02版)が発表されたばかり。これまでは欧州や日本より低い試験速度で行われていたが、新基準では同じ速度が要求されるという。趙主任は「これにより中国の自主ブランド車の安全性も増し、国際競争力も上がる」と説明し、中国は自動車大国から自動車強国へと進化しなければならないと強調した。(翻訳・編集/NN)
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