メイドインチャイナ、アフリカ市場における成功で避けられない「品質の向上」―中国紙

Record China    2010年7月12日(月) 21時33分

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9日、中国製品はアフリカにとって今や無くてはならないものになったが、アフリカ市場で真に成功するためには「品質の向上」が欠かせない、と中国紙が指摘した。写真は中国の靴下工場。

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2010年7月9日、経済参考報は、中国製品はアフリカにとって今や無くてはならないものになったが、アフリカ市場で真に成功するためには「品質の向上」が欠かせない、と指摘した。

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09年の中国・アフリカの貿易額は910億6600万ドルを記録、安定的な成長を続けている。靴、食品、携帯電話、テレビなどの「メイドインチャイナ」は、アフリカ人にとって今や日常生活に欠かせない物となった。

アフリカ諸国の多くは軽工業の発展が遅れているため、日用品などを輸入に頼らざるを得ないという。中国製品は欧州製に比べ価格競争力が強いが、それでもアフリカ市場における中国製品の価格はふつう中国国内流通価格の3〜4倍、綿布、家電製品、薬品などは5〜8倍にもなる。

中国製品がアフリカ市場に参入し始め、「長安汽車の自動車」、「海信(Hisense)のテレビ」、「ハイアールの冷蔵庫」など、多くの中国ブランドがアフリカでも知られるようになった。一方で、低価格ゆえの粗悪品も多く、一部地域で中国製品は「安かろう、悪かろう」の代名詞になっているという。特に不良品が多いのは文具、織物類、電池、化粧品、小型家電などで、日常生活での利用頻度が高いだけに現地消費者の不満も大きく、中国製品への評価に影響している。

中国製品における品質の問題は「粗悪な材料」「短い寿命」「偽ブランド」の3点で、通電しない電源タップやスープとして塩の小袋のみが入っているインスタントラーメン、使用してすぐに水漏れする蛇口など製品自体の問題は言うに及ばず、説明書の英語に間違いが多くて判読できないなどの事例もあるという。しかし、アフリカ諸国の電圧が不安定で、電気製品が壊れやすいという状況も中国製品の評判に影響していると記事は指摘している。(翻訳・編集/HA)

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