Record China 2010年7月11日(日) 18時28分
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9日、経済参考報によると、6月20付ニューズウィーク誌(米)は、中国の「蟻族」と呼ばれる、ホワイトカラーでありながら経済的に苦境に立たされている人々が増加していると報じた。写真は吉林省長春市の「蟻族」と呼ばれる人々。
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2010年7月9日、経済参考報によると、6月20付ニューズウィーク誌(米)は、中国の「蟻族」と呼ばれる、ホワイトカラーでありながら経済的に苦境に立たされている人々が増加していると報じた。
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郭さん(26歳)は甘粛省の農村出身、北京でコンピュータープログラマーになった。中国の標準でいえば、週70ドル(約6200円)以上の賃金を得ていた彼は成功した中国人の典型だっただろう。ところが失業の憂き目に遭い、現在は郊外の貧困地区にある家賃90ドル(約8000円)の小さな部屋に恋人と暮らしている。
彼らの多くは貧しい農村出身で、地方の2流、3流大学を卒業した後、大卒なら親世代よりも良い暮らしができると信じて北京や上海などの大都市へやってくるが、ほとんどが就職活動で現実をつきつけられる。「彼らは大志を抱いているものの、実用的な技能に乏しい」と中国人民大学のある社会学者は言う。
ブルーカラーの労働者賃金が上がり、ホワイトカラーの賃金が下がる主な理由は、大卒が多すぎることにあると同記事は指摘した。中国政府のデータによると、大卒の就職率は87%にとどまっている。1990年代以降、中国における大学の募集定員は倍になった。今年大学・専門学校を卒業するのは約630万人、就職市場の成長をはるかに上回っている。北京の「蟻族」の3分の1近くが民間の営業職に就いているが、工学を専攻してきた学生にとっては、パソコンの卸売業者がローエンドの電子機器を売るようなものだという。(翻訳・編集/中原)
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