中国共産党のエリート養成校「中央党校」、海外メディアに初公開―中国紙

Record China    2010年7月6日(火) 7時22分

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4日、中国共産党の高級幹部を養成する「中国共産党中央党校」がこのほど、開校89周年を記念して初めて海外メディアに公開された。写真は中国共産党中央党校。

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2010年7月4日、中国紙・環球時報は、中国共産党の高級幹部を養成する「中国共産党中央党校」が開校89周年を記念して初めて海外メディアに公開した様子を報じた各国紙の報道を紹介した。

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1日付米AP通信は「共産党が神秘の学校の扉を開いた」と題した記事で、共産党政府による海外への開放度と透明度を高めるための努力の一環だと評した。中国の民衆は党員らにはびこる腐敗に怒り心頭しており、政治改革を加速させ全面的な社会の変化に対応するよう要求していると指摘。宿舎の各部屋には毛沢東選集など共産党の経典のほか、オバマ米大統領関連やブルース・リーの自伝なども並んでいたと伝えた。

同日付香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストも「中央党校が初めてメディアに扉を開けた」と紹介した。記事によれば、今の時期にこのように大々的な公開に踏み切った理由について、同校の陳宝生(チェン・バオション)副校長は「中国共産党は今からさらに開放的になることを望んでいる」と話した。

同日付の英紙タイムズは「初めてのぞき見た中央党校の内部」と題した記事で、「世界最多の人口を誇る国家の未来を担う人材を育てる場所」と紹介。中国共産党建党89周年を記念して、彼らの最も神秘的な機関の1つを海外メディアも含む記者団に公開するという異例の大胆措置に出た、と報じた。

記事によれば、中央党校は33年、中国共産党の高級幹部が党の理論やマルクス主義理論を学ぶ場所として開校。これまでに6万人を輩出している。(翻訳・編集/NN)

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