2010年6月25日、米世論調査会社ギャラップが発表した調査結果によると、中国人の91％が日常生活を送る上で「尊重されている」と感じていることが分かった。28日付で人民網が伝えた。

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調査は世界130カ国・地域を対象に行われた。その結果、09年は中国人の91％が「尊重されている」と回答、08年より2ポイント上昇した。世界平均は87％。「尊重されている」と感じている人は家庭生活に対する満足度が高い人ほど多く、94％に上った。反対に満足度が低い人は81％にとどまった。同様に仕事の面で満足度が高い人は93％、反対に低い人は87％だった。

また、「自らの生活を自由に選択すること」に対する満足度が高い人の93％が「尊重されている」と回答、満足度が低い人は83％だった。「国の貧困対策」への満足度が高い人の「尊重されている」と感じる割合は93％、低い人は86％だった。

同社は06年から同様の調査を行っているが、「尊重されている」と感じている中国人の割合は開始当初から世界平均を上回っている。調査結果は「『尊重されている』と感じる割合は必ずしも先進国が多いとは限らない」と指摘。例えば09年、「尊重されている」と感じる米国人の割合は89％、日本は62％、韓国は69％だったが、フィリピンとインドネシアはいずれも94％に上った。

ギャラップ中国の呉涛（ウー・タオ）首席コンサルタントは「尊重されることは人間にとって大事な欲求の1つ。社会の安定や調和、健全な発展にとっても不可欠な要素だ」と指摘した。（翻訳・編集/NN）