若者を「金銭地獄」から救え!中国は社会の価値観を見直すべき時がきた―米華字紙

Record China    2010年6月27日(日) 12時0分

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22日、米華字紙は中国の大学生に株や先物取引などで蓄財する「炒銭族」が増えていることに警鐘を鳴らし、社会全体で価値観を見直すべき時に来ていると指摘した。写真は中国の株式市場。

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2010年6月22日、米華字紙・僑報は、中国の大学生に株や先物取引などで蓄財する「炒銭族」が増えていることに警鐘を鳴らし、社会全体で価値観を見直すべき時に来ていると指摘した。24日付で環球網が伝えた。

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「炒銭族」とは株や不動産、美術品や外貨、先物取引やファンドなどで蓄財する投機家のこと。中国では今、「真面目に働くだけでは金持ちにはなれない」とはなから労働の価値を否定し、投資をすれば数十年分の報酬がわずか数年で稼げると考える若者が増えている。中国で「80後」と呼ばれる80年代生まれの若者を対象に行った調査では、9割近くが「身近に『炒銭族』がいる」、8割近くが「真面目に働くだけでは金持ちにはなれない」と答えた。

こうした「炒銭族」にしろ、高学歴のワーキングプア「アリ族」にしろ、根っこにあるのは「現代化の波に乗り遅れたくない」という焦りだろう。これにより、前者は金に対する執着心を増殖させ手っ取り早い金儲けの手段に走り、後者は誰にも分からない「将来」のために借り越し状態を続けている。

だが、一瞬のうちに大金を稼いだ人の成功談を数多く耳にした若者が、「富」の誘惑に勝てるのだろうか?国家にとって、「不安な世代」「失われた世代」の強大化は非常に危険である。中国は社会の価値観を再度見直すべき時期に来ているのかも知れない。そして、早く若者を「金銭地獄」から救ってもらいたいものだ。(翻訳・編集/NN)

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