2010年6月17日、中国人民銀行の調査結果によると、中国国内の72．5％の消費者が住宅価格が「高すぎる、受け入れがたい」としている。中国新聞社が伝えた。

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記事によると、「高すぎる」と答えた人の比率は09年第2四半期から上昇し続けており、今回新記録を更新した形となった。消費者の住宅購入意欲も2四半期連続で減退しており、「将来3か月以内に住宅を購入したいと思っている」人の割合が3％下がり、15．5％となった。

住宅価格が将来さらに上がると予想する消費者は前4半期より1割減の29．3％にとどまり、住宅価格上昇への警戒感が薄まっているという調査結果にもかかわらず、「様子見」の空気がさらに強くなっていると同記事は指摘。同時に物価満足指数も4．2％下降して21．7％となり、過去最低を記録した。

58．9％が物価が「高すぎる」と答え、これも過去10年で最高を記録した。また、「次の4半期も物価は上昇し続ける」と答えた人は70．3％で、消費と投資に関する調査では、45．7％が「貯蓄を増やす」と答え、36．4％が「国債や株式の比率を増やす」と答えた。「消費を増やす」と回答したのは18％だった。（翻訳・編集/津野尾）