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<W杯>食事すらなかった貧しい日々を乗り越えて=北朝鮮代表、44年ぶりの戦い―中国メディア

Record China    2010年6月17日(木) 20時59分

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16日、中央人民広播電台は、南アフリカW杯に出場している北朝鮮代表に関する記事を掲載した。飲み物すら十分にない苦しい状況を乗り越え、今、W杯での戦いに臨む。写真は09年6月、ワールドカップ予選を終え帰国の途につく北朝鮮代表。

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2010年6月16日、中央人民広播電台は、南アフリカW杯に出場している北朝鮮代表に関する記事を掲載した。飲み物すら十分にない苦しい状況を乗り越え、今、44年ぶりのW杯での戦いに臨む。

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1999年、上海での国際大会に出場した北朝鮮代表。無料の昼食がなかったため、ホテルから分けてもらったジュースを飲んで飢えを凌いでいた。そんな彼らだったが、中国代表から2点を奪い勝利した。試合後、北朝鮮代表の選手たちは中国代表選手が投げ捨てた水を飲み、旧式のカメラで記念撮影していた。2000年の大会でも4〜5人の選手がお金を出し合って、ようやく1本のコーラが買える状態。閻世鐸(イエン・シードゥオ)中国サッカー協会主席(当時)は北朝鮮代表の練習風景を見て、涙を流したという。

こうした厳しい環境を乗り越え、ついに北朝鮮サッカーは春を迎えた。快挙を成し遂げたサッカー代表に北朝鮮政府幹部も注目、待遇も改善された。今回は専門の料理人を連れての南アフリカ入りで、3食栄養のある食事をとっている。ちなみに料理の手順は秘密で、ホテル従業員もキッチンに入ることを禁止された。北朝鮮料理以外でもハンバーガーやピザが選手たちに人気。惜しくも敗れたブラジル戦の直前には伝統料理のもちを食べたという。

また、北朝鮮代表選手のほとんどはナイキのスパイクを履いているが、実はスポンサーが提供したものではない。米国在住の北朝鮮移民たちがお金を出し合って寄付したもので、エースFWチョン・テセ(鄭大世)のスパイクも例外ではないという。(翻訳・編集/KT)

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