中国野菜、最も毒性が強いのは5月から8月―香港誌

Record China    2010年6月14日(月) 17時51分

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12日、香港の時事週刊誌は「中国本土の野菜は5月から8月が最も毒性が強い時期」だとする記事を掲載した。写真は07年、山東省臨沂市の自由市場で実施された残留農薬検査。

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2010年6月12日、香港の時事週刊誌・鳳凰週刊(電子版)は「中国本土の野菜は5月から8月が最も毒性が強い時期」だとする記事を掲載した。以下はその概略。

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農作物の安全性が疑問視される昨今、中国本土の消費者にとって残留農薬の脅威は生死に関わる問題だ。05年の統計によると、中国の主要穀物の平均農薬使用量は1ヘクタールあたり14キロ。これは先進国の2倍にあたる。だが、野菜は穀物をさらに上回り、北京周辺では同135キロにも上るというから驚きだ。北方のビニールハウスで育てられる野菜のほとんどは「農薬漬け」という関係者の証言もある。

では、どのような野菜が危険なのか?東北師範大学が150種類の野菜を対象に行った研究報告によると、最も「危険」とされたのはホウレン草などの「葉菜類」。キュウリやトウガラシなどの「果菜類」も「要注意」だった。一方、豆類は比較的安全とされた。また、安徽省合肥市で昨年5月〜今年5月に行われた農薬残留検査によると、6月が最も多く、5月〜8月は軒並み基準値を遥かに超えていた。これは中国農業部の農産品品質安全監督検査センターが6年前に発表したデータとも一致する。

近年の研究で、パーキンソン病、悪性リンパ腫、白血病、子供の性早熟、乳腺ガンなどは農薬と関係があることが明らかになってきた。世界では毎年300万人が農薬中毒にかかり、うち4万人が死亡している。中国でも83年に黒竜江省ハルビン市で30歳以下の授乳期の女性70人に行った調査で、毒性が極めて高い有機塩素系殺虫剤「DDT」や粉末農薬「666」が全員から検出された。恐ろしいのは農薬が体内に蓄積されてから15年〜20年後、致命的な病気を発症する可能性が高いことである。(翻訳・編集/NN)

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