各地で地面の巨大陥没が頻発!専門家は「大地震前兆説」を否定―中国

Record China    2010年6月8日(火) 6時28分

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6日、突然地面が陥没し巨大な穴が出現するという現象が、ここ数日の間に中国各地で相次いで発生。大地震発生の予兆ではないかと危惧する声が現地住民の間から起こっている。写真は浙江省江山市の高速道路上に突如出現した巨大な穴。

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2010年6月6日、中国各地で相次いで地面が陥没し巨大な穴が出現、住民らは「大地震の前触れではないか?」と口々に不安を訴えている。瀟湘晨報が伝えた。

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四川省成都市でこのほど、大邑県新場鎮と崇州市懐遠鎮で大きな穴が出現した。地質学者による現地調査の結果、大邑県の陥没は大量の地下水をくみ上げたことが原因であり、崇州市の陥没は地面掘削や爆破の振動によるものであることが判明。住民たちの危惧する「大地震前兆説」を否定しているが、奇妙なことにここ数日の間に中国各地で同じような陥没が相次いで発生している。

4日未明、浙江省江山市の高速道路上に突如、直径8.3m、深さ6mの巨大な穴が出現した。幸いこの陥没による人的被害はなかった。専門家は「地下深層部にあった空洞がつぶれたため」とみているが、詳しい原因は現在も調査中だ。

さらに3日、広西チワン族自治区来賓市吉利村で巨大な穴が4か所も発生。この陥没で多くの家屋に被害が出たほか、付近にあるダムにも亀裂が生じたため、現地政府は村民137世帯615人を安全な場所に避難させた。これら4か所の穴は4日から5日の間に深さ25m、面積は0.4平方キロメートルの大きさに拡大。現在では4つの穴はほとんど繋がり、長さ200mの陥没地帯を形成しているという。この陥没の原因や影響については同自治区国土庁が調査を続けている。(翻訳・編集/本郷)

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