2010年6月、北朝鮮政府は、国民にサッカー南アフリカW杯の現地観戦を禁じる通達を公布した。5日、中国網が伝えた。

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予選を勝ち抜き、見事W杯出場権を手にした北朝鮮。しかし北朝鮮のサッカーファンは現地観戦を禁じられてしまった。あるドイツメディアは、哨戒艦沈没問題による半島情勢緊迫化を受けたものと分析している。また北朝鮮の孤立した状況を考えると、お金があってもビザを取得することは困難だろう。

問題は北朝鮮割り当て分のチケット。国際サッカー連盟(FIFA)は1000枚とかなり少なめに割り当てていたが、結局、宙に浮いてしまった。このチケットは中国人向けに販売されるという。友好国のファンに北朝鮮代表を応援してほしいとの狙いがあるという。一方、購入する中国ファンにとっても魅力的な提案だ。北朝鮮が所属するGグループは、ブラジル、ポルトガル、コートジボワールが所属する「死の組」。人気チームが出場するチケットを手にするチャンスとなった。（翻訳・編集/KT）