Record China 2010年5月22日(土) 11時1分
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18日、上海市環境保護局によると、同市は万博開催を契機とした「環境保護3年行動計画」を4期にわたって実行中だという。12年間に合計2500億元を投資する計画で、これまでの10年間に年間GDPの約3%に当たる額を投資し続けてきた。写真は上海万博公園。
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2010年5月18日、上海市環境保護局の張全(ジャン・チュエン)局長によると、上海市は環境問題を解決するため、上海万博開催をきっかけにした「4期にわたる環境保護3年行動計画」(2000〜2011年)を実行中だという。12年間で合計2500億元(約3兆4000億円)を投資する計画で、これまでの約10年間には、年間GDPの約3%に当たる額を投資し続けてきた。中国経済週刊が伝えた。
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張局長によると、上海市は万博開催への名乗りをあげる準備期間中に、「4期にわたる環境保護3年行動計画」を作成した。計画の第1期(2000〜02年)は「河川の汚染の緩和、緑化事業の強化、深刻な汚染地区の解消」を、第2期(03〜05年)は「汚水処理・ごみ処理施設の機能向上、都市緑化事業の強化、工業地区の整備」を、第3期(06〜08年)は「企業の煤煙・煤塵排出および自動車の排ガスの抑制、工業地区の整備強化」をそれぞれ課題とした。現在進捗中の第4期(09〜11年)は、約820億元(約1兆1150億円)を投資して「汚水処理・生活ごみ処理問題の解決、万博開催期間中の優良な大気の確保」を実行中である。
同市は、同計画の作成にあたって、万博の開催をきっかけに上海市の環境問題を大きく改善し、問題解決を前倒ししようと計画。老朽化した住宅や埠頭の撤去、汚染企業の移転や改善、汚染された河川水浄化などによる環境整備と共に、都市機能の再配置と産業構造の転換をさらに進めるため、万博開催の候補地として市中心地区の黄浦江両岸を選定したという。
張局長は「万博実施に関連する環境整備だけで上海の環境問題のすべてを根本から解決できるわけではない」とし、「我々は万博閉会以降も環境問題への取り組みには手を抜かない」と語っている。(翻訳・編集/HA)
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