海外自動車ディーラーが中国市場に照準、販売台数5年で倍増との見方も―中国メディア

Record China    2010年5月6日(木) 15時54分

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4月30日、中国市場への進出が遅れていた海外自動車ディーラーが今後続々と中国へ進出してくる見通しだと中国メディアが伝えた。写真は北京国際モーターショーのBMWブース。

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2010年4月30日、中国大手ポータルサイト「網易」の自動車版は、中国市場への進出が遅れていた海外自動車ディーラーが今後続々と中国へ進出してくるとの見通しを伝えた。

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記事によると、海外自動車メーカーの中国市場進出がすでに十数年の歴史を持つのに比べ、海外自動車ディーラーは最近になってようやく中国市場に参入し始めたばかり。外国資本は05年以前、中国のディーラーのわずかな株式を所有していたに過ぎなかった。しかしここに来て、中国が新車販売台数で世界一となったばかりでなく、今後の需要についても有望であると見られるようになり、状況に変化が起き始めている。米経営コンサルティング企業・アリックスパートナーズによると、中国では自動車の売り上げが爆発的に伸びているものの、人口1000人当たりの自動車所有台数はわずか35台に過ぎない。これに比べ、ブラジルは同100台、米国は同439台となっており、多くの専門家が「中国の自動車販売台数は5年以内に倍増する潜在力を持っている」と指摘している。

こうした中、中国のディーラー企業に投資する外国資本が目立ち始めてきた。ビル・クリントン元米大統領の首席補佐官を務めたマック・マクラーティ氏の息子、マーク・マクラーティ氏は昨年10月、北京燕宝汽車集団の大株主となった。同社は北京に本社を置き、中国北部に十数店の販売網を持っており、主にBMW、ミニクーパー、ボルボを販売している。マクラーティ氏によると、同社の北京首都国際空港付近の旗艦店における今年のBMWの販売台数は3500台に達する見込み。同氏は「今後1年以内に新店舗25店をオープンさせ、新たにジャガーとレンジローバーの取り扱いを開始し、ポルシェの販売も視野にいれている」と話す。

また、米投資ファンドのテキサス・パシフィック・グループ(TPG)も中国の自動車市場に大型投資を行っている。同社が株式40%を所有する広匯汽車服務股フェン公司は、ビュイック、フォルクスワーゲントヨタなどの車を販売する大型チェーン店で、現在230店舗を有し、昨年の売上高は50億ドルに達している。関係者によると、数年以内に店舗数を2倍以上に拡大する計画だという。(翻訳・編集/HA)

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