わずか35日間に4件の無差別児童殺傷事件、背景に格差への不満―中国

Record China    2010年4月30日(金) 23時10分

拡大

中国でわずか35日間に幼稚園や小学校の敷地内で4件の流血事件が起こった。写真は事件後、警備を強化する南京の小学校。

(1 / 4 枚)

2010年4月30日、中国でわずか35日間に、幼稚園や小学校の敷地内で4件の流血事件が起こった。中国網が伝えた。

その他の写真

3月23日、福建省南平市内の小学校で、元医師の男が児童8人を殺害。4月12日にも広西チワン族自治区合浦県の小学校で8歳の児童を含む2人が殺害される事件が起きた。その後28日には広東省雷州市内の小学校で児童16人と教諭1人が重軽傷を負う凶悪事件が発生、翌29日にも江蘇省泰興市の幼稚園で刃物を持った男が園児らを襲い、園児28人を含む31人に怪我を負わせる事件が発生した。

多くのメディアは、被疑者らが犯行に及んだ背景には格差や社会的不正への不満があったと指摘している。しかし記事は、「こういった事件が起こると、人々は社会的な不正や貧富の格差などに理由を求め、被疑者に同情し公平な社会の実現を語りたがるが、反社会的行為には明確に異を唱える必要がある」と強調した。

記事は、「反権力者」「反金持ち」という単純化された図式のなかで凶悪事件の犯人たちに同情の声を上げるならば、人々の報復心を燃やす結果になりかねないと指摘、反社会的行為は恥ずべきことという世論を形成せねばならない、と同情論に釘を刺した。(翻訳・編集/津野尾)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携