Record China 2010年4月23日(金) 1時10分
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22日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊編集長は「アジア最大のモーターショーは東京から北京に」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。写真は21日、開幕準備中の北京モーターショー会場。
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2010年4月22日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊(ジアン・フォン)編集長は「アジア最大のモーターショーは東京から北京に」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。以下はその概略。
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クルマ好きの私は長い間、東京モーターショーに行くのを楽しみにしてきた。東京モーターショーは世界5大モーターショーに数えられており、アジア最大の国際モーターショーとしても有名だ。以前、ある日本人に「東京モーターショーは日本と同じ。世界から見た日本は小さいのにすごい。アジアから見た日本は独特で大きな存在だ」と言われたことがある。だが、そんな状況も今まさに変わろうとしている。
東京モーターショーの最大の魅力は目もくらむような華やかさだ。主催団体は「日本自動車工業会」となっているが、日本自動車部品工業会、日本自動車車体工業会なども共催し、業界全体で強力にバックアップしているのが分かる。しかも、後援には外務省、経済産業省、国土交通省などの政府機関や東京都、千葉県、千葉市などの地方自治体がずらり。つまり、東京モーターショーは国を挙げてのモーターショーと言える。だからこそ、今日まで繁栄を保ってきたのだろう。
東京モーターショーは2年に1度開催される。入場者数はバブル全盛期の91年には延べ200万人を超えたが、その後は徐々に減少。03年には高校生以下半額、小学生以下無料とした甲斐あって延べ142万人に達し、ようやく前回を大幅に上回った。しかし、09年の第41回は不景気の影響で参加企業も前回(07年)の半数以下となったため、開催期間も短縮。その結果、入場者数は延べ61万4000人にまで激減した。
来年(11年)の第42回は各自動車メーカーが北京や上海のモーターショーに重点を置くようになったことや前回の入場者幅減を踏まえ、これを挽回するために会場を従来の幕張メッセから交通の便が良い東京ビッグサイトに移す予定だ。東京モーターショーが東京で開催されるのは24年ぶり。実はこれは、東京モーターショーがアジア最大の座から転落したことを意味する歴史的な移転だと言えるだろう。
4月23日に開幕する北京モーターショーには私も行くつもりだ。主催者側によれば、今回は過去最多の2100社が参加。会場面積は20万平方メートルで東京モーターショーを超えるという。私は友人の王錦思の著書「日本行、中国更行」(日本は凄い、中国はもっと凄い)を思い出した。今まさにその時代が到来しようとしている。その象徴の1つがアジア最大のモーターショーが東京から北京に移ることだろう。(翻訳・編集/NN)
●蒋豊(ジアン・フォン)
25年以上にわたってメディアの仕事に携わる。99年創刊で年間発行部数324万部を誇る日本の中国語紙・日本新華僑報編集長。
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
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