Record China 2010年4月22日(木) 21時59分
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21日、中国の大手求人サイトの調査によると、大都市で働くホワイトカラーのうち、約8割は「大都市を離れたい」と考えていることが分かった。「ストレス」「住宅価格の高騰」「汚染」が理由に挙げられている。写真はリクルートスーツに身を包む中国の大学生。
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2010年4月21日、中国の大手求人サイト・智聯招聘の調査によると、北京・上海・広州など大都市で働くホワイトカラーのうち、約8割が「大都市を離れたい」と考えていることが分かった。「ストレス」「住宅価格の高騰」「環境汚染」が理由に挙げられている。信息時報が伝えた。
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同社が登録人材の履歴書約3万件とホワイトカラー約7000人に対して行った調査によると、大学卒業後の就職地は、北京(29.7%)、上海(14.9%)、広州(5.6%)、深セン(3.9%)の4大都市に集中していた。卒業後3年経過した段階での勤務地に関しては、北京(30.4%)、上海(18.6%)、広州(5.0%)、深セン(3.3%)と、依然として4大都市に集中しており、就職後の都市間移動は少ないことが明らかになった。この結果に対し、「4大都市には大学が多いため、大部分の卒業生はそのまま現地で就職する。その他の都市の卒業生は、就職機会の多さなどから4大都市に集まってきている」と分析している。
一方、ホワイトカラーの76.2%が「時々、大都市を離れて生活したいと考える」と回答している。また、「確実に就職する機会があれば」との前提の下では、80.8%が「中小都市で生活したい」と回答した。
この結果について同社は「大都市では不動産価格が高騰しており、経済的に大きな負担を負わなければならない。さらに、生活のテンポも速く、仕事上のストレスや環境汚染といった要素も大きく、大都市を離れたいと考える人が増加するのは必然」と分析。大学卒業生に対し、「幸せは都市経済の発展レベルとは正比例しない。自分の心からの要求に基づいて就職する都市を選択する必要がある」とアドバイスしている。
4大都市に関する主な調査結果は以下の通り。
▼「住宅価格・生活コストが高い」(ホワイトカラーの60%以上が認識)
▼「仕事のストレスが大きい、生活のテンポが早すぎる」(同約50%)
▼「生活環境が悪い、大気汚染や交通渋滞が深刻」(同30%以上)
▼自身の幸福度が70点以上と感じる人の割合
北京―43.8%
上海―40.5%
広州―53.9%
深センー40.5%
その他都市―58.2%(翻訳・編集/HA)
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