主演女優の接待要請断り投資が立ち消え、映画監督が業界内の悪習を暴露―中国

Record China    2010年4月10日(土) 12時21分

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9日、中国新進映画監督チャン・チアルイ氏が、新作「迷城」のPRのために四川省成都市を訪問した。その際、中国で近ごろ話題となっている女性芸能人による宴席接待などについて尋ねられ、「業界内では当たり前の現象だ」と暴露した。写真はチャン・チンチュー。

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2010年4月9日、新進映画作家として中国でも注目株のチャン・チアルイ(章家瑞)監督が、新作「迷城」のPRのために四川省成都市を訪問した。その際、中国で近ごろ話題となっている女性芸能人による宴席接待などについて尋ねられ、「業界内では当たり前の現象だ」と暴露した。天府早報の報道。

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チャン監督は、国内で“チャン・ツィイーの後継”と呼ばれ、自身の作品「雲南の花嫁(05年)」「芳香之旅(06年)」にも出演している実力派新進女優チャン・チンチュー(張静初)について、「ある宴席に呼ばれたことがある」と明かした。チンチューを呼んだのは監督作品のプロデューサー。彼はチンチューを作品の主演女優に指名し、そのかわりに宴席で彼を接待することを要求してきたという。それを断ると作品への出資話は立ち消えた。「こうした悪習は中国では普遍的な現象。映画界だけのことではない」と糾弾し、自身もかつてこうした接待要請を断ったために資金繰りに支障をきたした経験があるという。また、監督は「チンチューはかたくなな女性。こうした要請に応じるはずがない」と補足している。

こうしたいわゆる“枕営業”は中国本土では2000年代になって報道を通じて表に出るようになってきた。タレントのマネージメント事務所や売れないタレントなどが仲介人になっているというが、香港や台湾と比較してそのシステムはまだ整っていないと記事では紹介している。(翻訳・編集/愛玉)

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