土葬“信仰”改まなければ、数年後には墓地用地がゼロに―上海市

Record China    2010年4月9日(金) 13時37分

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5日、市民の8割以上が土葬を選択しているため、上海市で墓地不足が深刻になっている。写真は上海市内の墓地。

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2010年4月5日、東方早報によると、中国の伝統的な考え方を原因として、墓地不足の問題が浮上している。上海市葬儀業協会の王宏階(ワン・ホンジエ)会長によると、同市の市民の80%以上が「入土為安」(土に還ってこそ安らかになる)という考え方に基づき、土葬を選択しているという。

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現在、上海市の公営墓地では使用率が70%を超えている。専門家によると、毎年10万人以上が死亡している同市で今後もこれまで通りの割合で土葬が選択された場合、数年後には埋葬する場所がなくなってしまうという。

上海の墓地の多くは用地の節約のため、小型の墓や「芝生葬」「花葬」「樹木葬」「壁葬」などを勧める傾向にある。業界関係者によると、墓一基につき1.5平方メートルを使用するとして、年10万人で計算すると、15万平方メートルが必要になる。しかし、0.2平方メートルの小型墓だと2万平方メートルで済むため、13万平方メートルの節約が可能だという。(翻訳・編集/小坂)

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