メコン川渇水問題、東南アジア諸国が中国批判強める―中国メディア

Record China    2010年4月3日(土) 13時1分

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2日、中国が上流に建設したダムがメコン川の異常渇水の原因だとして、メコン川流域諸国は中国を批判する姿勢を見せている。写真はベトナムを流れるメコン川。

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2010年4月2日、環球時報(電子版)によると、2日から4日までタイのホアヒンで開催される第1回メコン川サミットで、中国が上流に建設したダムがメコン川渇水の原因だとして、流域諸国の首脳が中国を批判する姿勢を見せるとみられている。

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今年、メコン川は深刻な水位低下に見舞われている。農業、漁業、水運に大きな影響が生じているなか、原因は中国が建設したダムにあるとの見方が勢いを増している。東南アジア地球環境改変研究センターのアノンド・スニドボンス氏は「メコン川流域諸国は河流に関する情報をより多く提供するよう中国に圧力をかけるだろう」と分析した。それだけではなく、「問題解決のために中国政府により多くの資金を提供するよう要求するはず」と指摘した。

在タイ中国大使館の陳徳海(チェン・ダーハイ)参事官は3月23日、環球時報の取材に答え、「メコン川流域諸国はみな干ばつ被害を受けており、中国もまた被害者だ」と反論。そのうえで干ばつとダムの関連性はなく、中国はメコン川上流の開発において環境保護・自然保護を重視し、関連する国々と良好な関係を保つよう配慮していると主張した。(翻訳・編集/KT)

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