2010年3月29日、中国国務院新聞弁公室が行ったブリーフィングの席で、国家発展改革委員会や国土資源部など各政府機関の責任者が国内都市化発展に関する状況について説明を行った。30日付で新華網が伝えた。

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国家発改委発展計画局・李守信（リー・ショウシン）司長は、中国東部・中部・西部地域で都市化の発展水準がバランスを欠いているとした。とくに中部地区が立ち後れており、地域格差を拡大させていると指摘。

また、国内655都市のうち400都市が水不足となっているが、3分の1にあたる200都市では深刻な水不足に陥っていることを明らかにした。現在の都市経済や人口・資源環境を鑑みれば、「南水北調」「西気東輸」といった大規模かつ長距離の資源輸送を行う政策はやむを得ないことだと話したという。「南水北調」とは、水不足の北部に南部から送水するプロジェクト、「西気東輸」は西部の天然ガス田から東部沿岸地域にガスを輸送するプロジェクトである。（翻訳・編集/岡田）