JTB系旅行会社を厳重注意処分に=通訳案内士法違反で初、中国人留学生バイト募集に問題―九州運輸局

Record China    2010年3月30日(火) 6時37分

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25日、九州運輸局はJTB九州に対し、同社が昨年中国人留学生を対象に行った「クルーズ船用ガイド募集」などが「通訳案内士法違反につながる恐れがある」として、厳重注意した。同法違反の厳重注意処分が公表されたのは初めて。写真は中国の豪華客船。

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2010年3月25日、九州運輸局はJTB九州の宮原敬介社長に対し、同社が昨年中国人留学生を対象に「クルーズ船用ガイド募集」として、中国人観光客に対する添乗員を募集した際に業務内容に観光バスのガイディングが含まれていたうえ、本年も宮崎市において同様の募集を行ったことが「通訳案内士法違反の行為につながる恐れがある」として、再発防止を徹底するよう口頭で厳重注意した。同法違反で摘発された例はこれまで一件もなく、「厳重注意された案件が公表されたのは全国でも初めて」(観光庁)という。

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観光庁の主催で昨年から行われている通訳案内士制度に関する検討会では、中国などからの訪日ツアーにおいて大半が無資格ガイドを使用しているとして問題視されている。今回のJTBによる行為について観光庁は、「違反行為自体は確認していないが、実行されれば違反につながる」としている。同法違反は50万円以下の罰金。

九州運輸局によると、同社は昨年、中国人留学生を対象に「クルーズ船用ガイド募集」として、クルーズ客として訪れる中国人観光客に対する添乗員を募集したが、その業務内容に有資格ガイドでなければできない観光バスのガイディングが含まれていた。また本年も宮崎市において同様の募集を行っていた。

JTB九州は今回の厳重注意について、「今後違反となる『観光案内』が含まれた文書は作成しないなど、法律に従って行う」としている。(文章・NK)

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