中国は糖尿病の罹患率が10%、患者数でも世界最多―米紙

Record China    2010年3月29日(月) 15時35分

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25日、中国では成人の10人に1人が糖尿病患者となっているほか、他に16%が糖尿病予備軍だと米紙が報じた。患者数で中国はすでに世界最多となっている。写真は糖尿病患者にメニューを展示する北京の機関。

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2010年3月25日、環球時報によると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルはこのほど、中国では成人の10人に1人が糖尿病患者で、他に16%が糖尿病予備軍の状態だと伝えた。この数値はドイツやカナダなど欧米諸国を上回るもので、米国(11%)に匹敵している。

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研究報告者の一人、北京市の日中友好病院の楊文英(ヤン・ウェンイン)医師は、2007〜2008年に行われた調査で糖尿病の罹患率が大幅に上がったが、これはより厳格な検査方法が用いられるようになったことによると指摘する。しかし、中国における糖尿病の罹患率が上昇傾向にあることは過去30年の研究からも明らかだという。現在、中国には9200万人の糖尿病患者がおり、すでにインドを超え、世界最多の糖尿病患者を抱える国になっている。

世界保健機関(WHOマニラ地区事務所の慢性疾病専門家、コリン・ベル氏は、糖尿病患者の増加は中国に限ったことではないが、高い罹患率は懸念すべき問題だと話し、中国政府は予防と治療を強化する必要性が高まっていると指摘した。(翻訳・編集/岡田)

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