自動車が初の消費者クレームランキング入り、問われる国産車の品質管理―湖南省

Record China    2010年3月16日(火) 20時12分

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2日、湖南省消防委が09年に寄せられた10大クレームを発表したが、そのなかで自動車に関するクレームが初めてランキング入りした。写真は08年11月、杭州で行われた高級車の故障を訴える抗議パフォーマンス。

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2010年3月2日、湖南省消防委が09年に長沙市当局に寄せられた10大クレームを発表したが、そのなかで自動車に関するクレームが初めてランキング入りし、第7位となった。15日付で●湘晨報(●はさんずいと草かんむりに粛)が伝えた。

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記事は、リコール問題でトヨタが揺れるなか、中国自動車産業の「品質」に対する態度が問われていると指摘した。「消費者は自動車購入後のアフターサービスの価値に関心を持ち始めている」と中国ブランド「吉利」のディーラー・長沙華豊汽車の鐘偉(ジョン・ウェイ)副社長は語る。長沙天雷レクサスの陳木子(チェン・ムーズー)社長も、国内メーカーの多くがサービスの重要性に気づいてきていると指摘、「今後、企業の生存は、サービスの良し悪しにかかってくるだろう」と述べた。

09年に長沙市当局に寄せられた自動車関連のクレームは145件で、内容の内訳は「購入契約書」「手付金を巡るトラブル」「自動車の品質とアフターサービス」などとなっており、最多は自動車の品質に関係するクレームだったという。なかでもガソリンタンクからのガソリン漏れ、ブレーキの不具合、エンジンの故障、ドアなどの密閉性の問題、エンジン・スターターの故障、エアバッグが開かないなどのトラブルに集中している。その他、手付金を騙し取る、アフターサービスや修理に問題がある、などが続いた。(翻訳・編集/津野尾)

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