2010年3月11日、中国銀行業監督管理委員会（銀監会）の劉明康主席がこのほど開催された「2010年大型銀行監管工作会議」で、5大銀行の幹部に対し、信用・市場リスクの高まりに警戒するよう注意を促したことが分かった。

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劉主席は銀監会の会議の席上で、大型銀行の09年新規貸出額が4兆6000億元に膨らんだ点を強調。現在は不良債権比率が1．8％前後と低く推移しているものの、経済や社会の情勢が変化を続ける中、銀行業界には資本市場に絡んだ危険が潜んでいると指摘した。

5大銀行は中国工商銀行、中国建設銀行、交通銀行、中国銀行、中国農業銀行を指す。（翻訳・編集/東亜通信）