<中印>対立を恐れるな、「持ちつ持たれつ」の関係を学ぶべき―インドメディア

Record China    2010年3月17日(水) 18時50分

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10日、インド防衛分析研究所は「中印関係の対立傾向は双方に利があるのか?」と題したレポートを発表した。写真は昨年12月、上海で開かれた「中国企業とインド企業の協力機会」に関するフォーラム。

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2010年3月10日、インド防衛分析研究所は「中印関係の対立傾向は双方に利があるのか?」と題したレポートを発表した。12日付で環球時報が伝えた。

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レポートは、中印両国の間で過去1年間に発生した出来事は両国関係の未来を映す縮図だと指摘。それによれば、両国は貿易や投資面での数字は過去最高を記録し、相互訪問やコミュニケーションの頻度が増した一方で、国境紛争問題が双方の関係を徐々に下り坂にしている。

しかし、こうした状況は両国が接触する機会を増やすのに打ってつけ。どちらか一方が明るい未来を願うなら、必然的に過去の関係から脱却せねばならないが、これにはネルー元インド首相の理想主義外交や中印国境紛争を乗り越えなければならない。これとは逆に、一方が現在の状況は歴史問題が招いたものだと思うなら、中印関係の未来を描くことは難しい。いずれにせよ、対立傾向はどちらか一方により現実的で前向きな態度を取らせることになるという。

米中関係も同様で、両国は多くの問題においてほとんど全てと言って良いほど異なる考え方を持っているが、これが両国の深い交流の妨げにはなっておらず、互いに恩恵を受ける関係を築いている。そのため、中印も様々な対立は抱えながらも、「持ちつ持たれつ」の関係を学ぶ必要があると説いた。「対立」こそが、未来の中印関係を象徴するキーワードなのだという。

インドは今後、国際舞台で重要な役割を担うようになるため、中国はいかなる分野においてもインドの競争を避けるようになる。そればかりか、互いの経験を活かして利益を得ることも可能だ。接触を目的とした政策は双方にとって最良の選択。まずは互いの信頼不足を解消し、中国との間にかけ橋を築くことが大切。レポートは、インドは対立の解決に大きな一歩を踏み出し、前向きな中国政策を展開しなければならないと強調した。(翻訳・編集/NN)

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