中国工場でのW杯グッズ製造が一時停止=子どもが低賃金、劣悪な環境で就労―中国紙

Record China    2010年3月12日(金) 11時55分

拡大

9日、国際サッカー連盟(FIFA)から南アフリカW杯マスコットキャラクターグッズの製造販売を委託されていたGlobal Brands Groupは、中国の一部工場での製造を一時停止したと発表した。写真は南アフリカ・ケープタウン。

(1 / 3 枚)

2010年3月9日、国際サッカー連盟(FIFA)から南アフリカW杯マスコットキャラクターグッズの製造販売を委託されていたGlobal Brands Groupは、中国の一部工場での製造を一時停止したと発表した。11日、毎日経済新聞が伝えた。

その他の写真

生産停止処分を受けたのは上海華声塑膠工芸礼品有限公司(以下、華声)。低賃金かつ劣悪な環境で労働者が働く、いわゆる「スウェットショップ」だとの批判を受けていた。今年2月の報道では、同社の労働者はほとんどが10代の子どもで、労働時間は1日13時間と長く、日給21元(約278円)の低賃金で働かされていたという。Global Brands Groupは1か月以上の調査を経て製造一時中止を決めた。

一方、華声は「事実無根の侮辱だ」と反論。「25%という高い失業率に悩む南アフリカの政治問題に巻き込まれた」と主張している。南アフリカの労働組合はW杯マスコットキャラクター「ザクミ」の製造及び南アフリカ代表チームのユニフォームの製造が中国企業に委託されたことを批判し、政府に輸入差し止めを求めてストライキを実施していた。「労働条件を理由に南アフリカに受注を移そうという狙いだ」と華声サイドは話している。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携