Record China 2010年3月11日(木) 10時20分
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7日、米アカデミー賞が発表された。和歌山県太地町のイルカ漁を批判するドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」が長編ドキュメンタリー賞を受賞。中国でも注目を集めている。写真は負傷した野生のイルカを治療する福建省アモイ市の五縁湾イルカ保護施設。
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2010年3月7日(日本時間8日)、米アカデミー賞が発表された。和歌山県太地町のイルカ漁を批判するドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」が長編ドキュメンタリー賞を受賞。中国でも注目を集めている。
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10日付華西都市報は記事「殺戮に反対する『ザ・コーヴ』=日本右翼の脅しを受けた監督」を掲載。昨年の東京国際映画祭での上映時には右翼が妨害を予告していたなど、日本社会が強く反発していることを報じた。また10日付新華網は、「ザ・コーヴ」のスタッフがカリフォルニア州のすしレストランがクジラ肉を提供していると告発したニュースを伝えた。米国では海洋ほ乳類の販売が禁止されており、同店経営者は最長1年の禁固刑を科される可能性があるという。
中国ではアカデミー賞受賞により「ザ・コーヴ」の知名度も一気に上昇した。動画共有サイト、P2Pソフトで海賊版が出回っており、少なからぬ人が目にしたようだ。ネット掲示板では「涙があふれてきた。こんなひどいことができる人は人間じゃない」「赤く染まった海に絶句した」「家畜がいるのになぜ野生動物を食べる必要がある?」「今年、最も衝撃を受けた映画だ」など「ザ・コーヴ」のメッセージに共感を表明した書き込みが見られる。
一方で、「環境保護原理主義者は怖い」「日本人がアザラシやカンガルーの映画を作ることを支持する」「胆熊(胆汁を取るためカテーテルを差し込まれた熊)に比べれば、死なせてもらうだけまだまし」「どんな動物を食べたとしても、こういう環境保護テロリストに文句を言われるんだろうな」と「ザ・コーヴ」に懐疑的な意見も少なくないようだ。(翻訳・編集/KT)
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