遺伝子組み換え米、3年後にも商品化へ=高まる不安に専門家は「問題なし」と言明―中国紙

Record China    2010年3月11日(木) 6時37分

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9日、広州日報は、遺伝子組み換えイネの安全認定審査を担当した黄教授のインタビューを掲載した。遺伝子組み換えイネに不安が高まる中、黄教授は安全性は確保されたと自信を見せている。写真は海南省の農業試験施設。

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2010年3月9日、広州日報は、遺伝子組み換えイネの安全認定審査を担当した黄大[日方](ホアン・ダーファン)教授のインタビューを掲載した。

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昨年末、中国農業部は遺伝子組み換えイネ2品種に対して安全証明書を発行。3〜5年後には商品化される見通しだ。しかし新たな技術である遺伝子組み換えに対する警戒心は強い。3月、全国政治協商会議の委員4人が、科学的なリスク測定が十分行われていないとして、遺伝子組み換えイネの商品化を延期するよう求める提案を行った。

安全認定審査を担当した黄教授は、遺伝子組み換えイネに危険性はないと太鼓判を押している。中国では1999年から試験が始まり、10トン以上の遺伝子組み換え米を用いての動物実験を実施。また第三者機関による評価も行われ、安全が確認されたという。

遺伝子組み換え技術で先行する米国ではすでに遺伝子組み換えイネの普及が始まっている。人間の母乳から免疫力を高める機能を持つDNAを採取し、イネに組み込んだ品種まで開発されたという。黄教授は米国が先行しており、中国のみが遺伝子組み換え技術にトライしているわけではないとコメントした。

昨年には広西チワン族自治区で遺伝子組み換えタマネギを食べた男性が生殖能力を失ったとのうわさが飛び交ったが、黄教授は調査の結果、事実無根だったと否定。「臨床実験の予定はないのか」との広州日報記者の質問には、薬品とは異なり食品であるため必要はないと反論し、商品化の延期はないと言明した。(翻訳・編集/KT)

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