Record China 2010年3月9日(火) 17時1分
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7日、中国粥、油条、焼餅などを次々とリリースし、中国本土化を急ぐ洋食系ファストフード最大手のKFCが、今度は上海市の8店舗で「ご飯もの」を先行販売するという。写真は上海市内のKFC。
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2010年3月7日、網易財経が伝えたところによると、中国粥(がゆ)、油条(中国式揚げパン)、焼餅(中国式お焼き)を次々とリリースし、中国本土化を急ぐ中国の洋食系ファストフード最大手KFCが、今度は上海市の8店舗で「ご飯もの」を先行販売するという。
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8店舗での売り上げが好調なら、全中国のKFCでご飯が食べられることになる。新メニューは「ベーコンマッシュルームチキンかけご飯」と「マーボーチキンかけご飯」の2種類。ベーコン…がより西洋風なのに対してマーボーチキンは四川風味、多くの中国人の嗜好にマッチするよう工夫されているという。
価格は両方とも18元(約240円)で、ハンバーガーのセットメニューより少し安い程度。西洋料理レストランで同じようなメニューを頼むと20〜30元以上するのを考えれば、かなり安い価格設定だ。
マーケティングの専門家・李光斗(リー・グアンドウ)氏は、本土化を進めるKFCの経営戦略の根底には革新力と強い危機意識があると分析。中国の外食産業は年間10兆円規模の巨大な市場をもつ。KFCが西洋風・中華風のご飯メニューを設定することによって、中国の外食競争は熾烈を極めることになる。特にそのあおりを受けるのは中華ファストフード業界だろう。(翻訳・編集/津野尾)
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