Record China 2010年3月7日(日) 17時19分
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4日、中国の大学生の6割が孤独を感じ、8割が社会は不平等だと感じている。写真は安徽大学で試験官不在の「誠実試験」を受ける学生たち。
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2010年3月4日、中国人口宣伝教育センターの全国青少年健康人格プロジェクトチームが、「現代青少年における人格、心理、性の健康調査報告」を発表した。5日、中国新聞網が伝えた。
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同報告によると、大学生の半数が自分の将来について何ら明確な計画をもっておらず、3割は両親とのコミュニケーションをしないという。また、半数近くが社会との接触においてたえず不安を抱いており、半数が生活に不満を感じ、約2割が現実の生活にむなしさや不安を覚えている。そして6割が孤独だと感じ、8割が社会は不平等だと感じている。
調査は北京市内の133人の児童、生徒、学生を対象に行われた。小中学生では人格的・心理的な問題はそれほど大きくなく、高校生でも大学受験に隠れて表面化しにくいという。しかし大学生になると問題が一気に噴出してくるようだ。キレやすい性格を形成してしまっている大学生も少なくないという。
調査に関わった専門家は、これらの問題は大学生の健全な人格形成に大きなマイナスであり、中国の青少年の「心の健康」のレベルが下がり続けていることを示すと指摘。ネット依存症や自殺願望の大きな要因にもなるという。大学生の大部分は一人っ子で、溺愛する両親によって必要なしつけや教育が受けられなかった結果、自主性、適応力、責任感、感謝する心、思いやる心、忍耐力が育たないなどの人格的問題が生じたと考えられている。(翻訳・編集/津野尾)
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