中国にとって「輸出世界一」が意味することとは?―英紙

Record China    2010年2月25日(木) 19時5分

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21日、英紙は、中国がドイツを抜いて世界一の輸出国になったことは、さらに多くの貿易障壁措置を招くことになると報じた。写真は江西省南昌市の国際コンテナ埠頭。

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2010年2月21日、英紙フィナンシャル・タイムズは、中国がドイツを抜いて世界一の輸出国になったことは、さらに多くの貿易障壁措置を招くことになると報じた。22日付で環球網が伝えた。

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記事は、輸出総額が世界一であることにあまり大きな意義はなく、それよりも輸出製品の構成や付加価値の高さの方が重要だと指摘。中国の輸出は加工貿易とOEM(相手先ブランド製造)が主で付加価値は低いため、世界一の輸出国になったことは、つまり中国の対外貿易がさらに厳しい状況に追い込まれることになることだとした。世界貿易機関(WTO)の統計によると、08年に世界中で起こされた反ダンピング提訴のうち34%は対中国だ。

記事はまた、欧米諸国は頻繁に中国製品に対する反ダンピング調査を行い、懲罰的な関税を課しているが、現地経済界からは保護貿易に賛同する声が多く聞かれるようになったと指摘。中国は80年代の日本のように多くの貿易障壁に直面しているが、このような状況は世界経済の復興に深刻なマイナスの影響を与えているとした。

記事はこうした保護貿易主義の高まりに対し、中国は経済構造を調整し、輸出に対する優遇措置を減らして国際収支のバランスを取るよう努力すべきだと助言した上で、中国は保護貿易主義に賛同する経済専門家の意見に反論する勇気を持って良いと強調した。(翻訳・編集/NN)

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