2010年2月11日、中国国家統計局は今年1月・全国主要70都市の不動産販売価格が前年同月比で9．5％上昇し、伸び率は前月に比べて1．7ポイント拡大したと発表した。前月比では1．3％の値上がり。政府の不動産価格抑制スタンスにもかかわらず、価格上昇に歯止めがかかっていない。国務院（政府）が09年12月、海南島を世界的な観光リゾート地とする計画を打ち出したことをきっかけに資金が集中。主要都市の海口市と三亜市では、価格が前月比で2割の上昇を記録するなど、同島の上昇が目立つ。

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新築住宅価格は地域別に、海口市が＋35．1％、三亜市が＋31．2％、広州市（広東省）が＋22．4％、浙江省の温州、金華両市がともに＋16．9％。下落したのは70都市のうち唐山市（河北省）の−1．3％だけだった。

中古住宅価格が前年同月比で上昇したのは69市。伸び率の上位は、海口市の＋29．5％、三亜市の＋27．5％、深セン市（広東省）の＋24．9％、温州市の＋18．7％、杭州市（浙江省）の＋14．1％。下落は泉州市の（福建省）−1．0％だけだった。（翻訳・編集/東亜通信）