中国は次なる「なくてはならない敵」なのか?―米メディア

Record China    2010年2月5日(金) 7時20分

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1月31日、米ニュースサイトは「中国は次なる『なくてはならない』敵なのか?」と題した記事を掲載した。写真は中国軍の兵士。

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2010年1月31日、米ニュースサイト、ハッフィントン・ポストは「中国は次なる『なくてはならない』敵なのか?」と題した記事を掲載した。2日付で環球時報が伝えた。以下はその内容。

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過去30年、米国は多くの国に対して干渉、侵入、爆撃を繰り返してきたが、これら全ての国の軍事力を合わせても米国にはかなわなかった。ロシアはかつて米国の敵だったが、今のモスクワと冷戦時代とでは比べ物にもならない。そうなると、残るは中国だ。米国が軍事費を増やしたのは中国のせいだとも言われている。ワシントンの人たちはどうしても次なる「なくてはならない」敵を探したいようだ。

毛沢東時代の貧しくて恐ろしい中国は、すでに姿を消した。中国は今、未曾有の繁栄と開放を遂げ、以前よりずっと国際社会に溶け込み、責任も果たしている。もちろん、北京は米国の盟友ではないが、間違いなく敵でもない。中国は米国の戦略パートナーであり、ライバルでもあるという存在だ。ワシントンは今や貿易、北朝鮮など重要な問題で北京との協議を必要としている。

最も重要なことは、米中間には深刻な見解の違いがあるものの、戦争を始めるほどではないということ。北京にはそのつもりもなければ、米国の安全を脅かすほどの力もない。北京は確かに軍事力を拡大させており、昨年の国防費は他国を上回ったが、それでも米国にだけは及ばなかった。それに万が一、中国が戦争を始めても周辺の日本やインド、韓国、ベトナムなどとはいずれも衝突を起こしたことがあり、地理的にも不利な形勢になることは間違いない。

ワシントンにとっての問題点は国防ではなく、世界の主導権を握ることにある。中国の軍拡が脅威だというのは、単にワシントンが他国を自由に干渉できなくなるからに過ぎない。ワシントンはなぜ常に敵が必要なのか?それほど平和が嫌いなのか?米国は中国との協調路線を模索すべきだ。今こそ外交政策を転換させる時だ。(翻訳・編集/NN)

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