中国生産の「アサヒビール」に客が激怒、返金を要求する騒ぎに―韓国ソウル

Record China    2010年1月28日(木) 15時32分

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26日、韓国の首都ソウル市内のバーで「アサヒビール」を注文した客が、原産地が「中国」であることに腹を立て、返金を要求する騒ぎがあった。写真は中国で売られているアサヒビールの商品。

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2010年1月26日、韓国紙・朝鮮日報によると、首都ソウル市内のバーで「アサヒビール」を注文した客が、原産地が「中国」であることに腹を立て、返金を要求する騒ぎがあった。環球時報が伝えた。

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事件は客がビン詰めの「アサヒビール」を飲んでいる最中に起きた。客は日本製だと思い込んで気持ち良く飲んでいたのだが、ビンを裏返してビックリ。そこにはなんと、「原産地:中国」という文字が。怒った客は「こんなに高い金を払ったのに、中国生産とはなにごとか!」と騒ぎ立て、店側に返金を要求した。

韓国でアサヒビールを輸入・販売しているロッテアサヒ酒類の責任者は、「ビン詰めは日本から輸入すると高いので、中国生産を輸入している。だが、生産過程は日本と全く同じだ」と説明。しかし、韓国では中国製品に対する偏見が根強いことから、「客は騙されたと感じるだろう」と記事は指摘した。

記事はまた、「ビールの味は水で決まるのに、韓国人は高い金を払って『中国の水』を飲まされている」としたほか、一部のビール愛好家たちの間では「Chasahi」(チャサヒ)といった造語まで生まれたと紹介した。「チャサヒ」とは「China」(中国)と「Asahi」(アサヒ)を合わせたものだ。

これに対し、環球時報は「韓国で『メイド・イン・チャイナ』は劣悪品のイメージから抜け切れていないようだ」と解説。その上で、「何と言おうとも実際は韓国人の日常生活に『メイド・イン・チャイナ』は不可欠。食品から家電まで各家庭に最低1つは必ずあるはずだ」と反論した。(翻訳・編集/NN)

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