<在日中国人のブログ>中国人の道徳観は「黄砂の砂嵐」?日本人の意見はほぼ悪口…

Record China    2010年1月22日(金) 13時49分

拡大

20日、孔子の第75代直系子孫で評論家の孔健氏は、「日本人が見た中国人の道徳観と国民性」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。写真は09年12月、激しい砂嵐に見舞われた内モンゴル自治区フフホト市。

(1 / 4 枚)

2010年1月20日、孔子の第75代直系子孫で日中関係評論家の孔健(こう・けん)氏は、「日本人が見た中国人の道徳観と国民性」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。以下はその概略。

その他の写真

「三国志」の解説でお馴染みの易中天(イー・ジョンティエン)教授が、現代中国人の道徳観や国民性を「黄砂の砂嵐が吹き荒れたようなひどい状態」と形容したが、中国に詳しい日本人はこれをどう思っているのだろか?中国経済情報研究センターが主催した座談会では、実に様々な見方が飛び出した。

易教授は今の中国社会について、「役人は汚職だらけ、企業はごまかし放題、大学ではパクリの嵐が吹き荒れ、スポーツ界では八百長がまかり通る」と嘆いたが、実際に中国に滞在した経験のある日本人もほとんどがマイナスイメージを持ったようだ。

座談会で挙げられたのは、「身内にはめっぽう甘いがよそ者には冷酷」「表面上は友好的だが自分の利益が侵害されそうになると、途端にてのひらを返す」「自分が1番だと思っている」「相手を尊重しない」「外国に行っても中国流を貫きとおす」など、ほとんどが悪口に近かった。

だが、どの国でも高度経済成長の時代には「道徳の危機」が訪れるもの。日本も通って来た道なのに、今の中国だけを責めるのは理不尽だ。日本人にも欠点はあるし、道徳に欠けた人もいる。もちろん、易教授の指摘はどれもその通り。だが、なぜ中国でまた孔子や論語がブームになっているのか?それは、道徳観を向上させ、胡錦濤(フー・ジンタオ)主席が提唱する「調和のとれた社会」に向け、努力しようとしているからなのだ。(翻訳・編集/NN)

●孔健(こう・けん)

孔子の直系第75代目の子孫で、孔子研究家、日中関係評論家。山東大学日本語学科を卒業し、85年に来日。96年、チャイニーズドラゴン新聞を創刊。NPO法人日中経済貿易促進協会理事長などさまざまな日中関連の機関で代表を務める。「日本人は永遠に中国人を理解できない」「日本との戦争は避けられない」など著書多数。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携