Record China 2010年1月20日(水) 14時57分
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2009年12月28日、ブログ「兔姐的博客」のエントリーに、「高騰する不動産が北京市民を追い出す」と題した文章が掲載された。写真は北京市に隣接する河北省・燕郊開発区。
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2009年12月28日、ブログ「兔姐的博客」のエントリーに、「高騰する不動産が北京市民を追い出す」と題した文章が掲載された。以下はその要約。
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転居する北京市民が非常に多くなっている。外から来た金持ちが北京の不動産を買いあさり、その価格が跳ね上がる。その一方で、所得水準の高くない多くの北京市民が、北京市内の家が買えないために、隣接する河北省の燕郊開発区の新移民になっていく。何十年も生活した北京をこうして離れなければならなくなるのだ。
誰も住みなれた北京を離れたいはずがない。政府が建てる低所得者向け住宅や賃貸住宅が少なすぎるのが問題なのだ。そして、立ち退き組みも多い。渡された立ち退き費用では北京市内に家が買えない。市内の不動産価格は上がるばかり。こうして他省に移住して、毎日長い距離を往復する生活が始まる。
河北省に移住した人々の最大のストレスの1つは、生活環境が北京市に遠く及ばないことだ。医療保険、交通の便、食環境、どれをとっても北京の便利な生活に慣れた人々にとっては憂鬱になることばかり。
市外からやってくる人々との就職競争、日々上昇し続ける不動産価格、そしてそれらがもたらす北京の繁栄は、北京市民自身の肩に、大きな負担としてのしかかってきている。北京はこうして彼らからどんどん離れていくのである。その元凶は、不動産価格高騰にある!(翻訳・編集/津野尾)
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